Windows 7にRedmineをインストールする
以下の環境でRedmineの設定方法を紹介します。
SQLiteのインストール方法はこちら。SQLite3のインストールディレクトリにパスが通っていることを確認してください。
Redmineのパッケージをダウンロードして適当なところに展開します(例 C:\redmine-1.4.1)。ちなみに1.4.1ではzipファイルだとうまくインストールできませんでした。.tar.gzファイルをお勧めします。
Rubyをダウンロードしてインストールします。Windows用のインストーラを使用できるので、ウィザードに従うだけです。
RedmineはRubyのパッケージの依存関係管理にBundlerと言うツールを使うのでインストールします。インストールにはRubyのパッゲージシステムRubyGemsのコマンド(gem)を使用するのでRubyのbinディレクトリ(例:C:\Ruby193\bin)にパスを通すか実行ディレクトリを変更してコマンドプロンプトからBundlerのインストールを実行します。
gem install bundler
Redmineを実行するために必要なすべてのパッケージをインストールします。ただし今回はお初なので、rmagickのインストールはスキップします("--without development test rmagick" でインストールから除外)。
bundle install --without development test rmagick
私の場合、上記コマンドを実行すると、"Could not locate Gemfile"と言うエラーで怒られました。
調べてみるとbundleは実行時にGemfileと言うファイルを参照する必要があるようです。このファイルはredmineのパッケージ内に含まれていますので、上記のコマンドを正常に実行するには、Rubyのbinディレクトリにあるbundleコマンド(例:C:\Ruby193\bin\bundle.bat)とredmineのパッケージ内のGemfile(例:C:\redmine-1.4.1\Gemfile)がどちらも参照できている必要があります。Rubyのbinディレクトリにパスを通して、実行ディレクトリをredmineのインストールディレクトリに変えて実行したら正常にインストールできました。
データベースを作成します。展開したRedmineパッケージ内のdatabase.yml.exampleをコピーしてファイル名をdatabase.ymlに変更します(例:C:\redmine-1.4.1\config\database.yml)。database.ymlをテキストエディタで開き内容を全消しして以下の内容を記述します(RedmineにはdevelopmentとProductionの2つのモードがありますが、今回はproductionを使用します。)。
production: adapter: sqlite3 dbfile: db/redmine.db
データベースを初期化します(メール設定は省略します)。まず初期化に使用する実行モードを環境変数で指定します。
set RAILS_ENV=production
以下の初期化のコマンドを順番に実行します。実行ディレクトリをRedmineパッケージのディレクトリに変更して実行します(例:C:\redmine-1.4.1)。
rake generate_session_store rake db:migrate rake redmine:load_default_data
最後のコマンドで言語を聞かれるのでjaを選択します。
サーバを起動します(サーバを停止するにはCtrl+Cです)。
ruby script/server -e production
http://127.0.0.1:3000/にアクセスします。既定のログインはadmin/adminです。
以上で設定は完了です。オープンソース系は苦手意識が強い自分でも簡単にセットアップできたのでかなり親切設計ですね。これを機会にプロマネも勉強していきたいです。