VS2010用にGithub環境を構築する その1(インストール)
GithubはGit(プログラムのソースコードなどを管理するバージョン管理システム)を使用したオンラインの開発プロジェクトホスティングサービスです。Githubは無料アカウントでだれでもソースコードをオンラインで共有することができます(オンライン、非公開でソースコードを管理する場合は有償アカウントが必要)。
と言うような説明をネットで読んで、最近自分のソースコード管理もだいぶカオス化しており非常に興味を持ったので、初心者なりにVS2010のソリューションをGithubで管理できるようにした方法を紹介します。
※書いてみたら長くなったので3パートに分けました。
- VS2010用にGithub環境を構築する その1(インストール)←このページ
- VS2010用にGithub環境を構築する その2(設定)
- VS2010用にGithub環境を構築する その3(同期)
対象環境は以下の通りです。
- Windows 7 SP1(x64)
- Visual Studio 2010 SP1(*インストール済み)
- msysGit
- TortoiseGit
- Git Source Control Provider
Git Extensionsもインストールするといろいろ便利になるのかもしれませんが、とりえず今回はいれてません。
msysGitのインストール
ダウンロードサイトからインストーラをダウンロードします。
インストーラを起動しウィザードに従ってインストールを開始します。
ライセンスを確認します。
インストールディレクトリを選択します。
インストールするコンポーネントを選択します。ここではデフォルト設定を選択しました。
スタートメニューの設定を行います。
Gitを実行する際のパス設定を選択します。「システムの安定性を懸念して最も保守的な選択(直訳)」でありPATH環境変数が変更されない"Use Git Bash only"を選択しました。
チェックアウトおよびコミット時の改行コードの取り扱い方法を選択します。「Windowsプラットフォームにおけるクロスプラットフォームの推奨設定」であるデフォルト設定(チェックアウト時にLFをCRLFに変換し、コミット時にCRLFをLFに変換)を選択しました。
インストールが実行され無事完了します。
TortoiseGitのインストール
ダウンロードサイトからインストーラをダウンロードします。使用環境にあったアーキテクチャのインストーラを選択します。
インストールを実行します。
ライセンスを確認します。
SSHクライアントを選択します。Windowsと親和性が良いと書いてあったので信じてTorroisePLinkを選択します。
インストールするコンポーネントを選択します。ここではデフォルト設定を選択しました。
インストールの最終確認です。
インストールが実行され無事完了します。
Git Source Control Providerのインストール
Visual Studioを起動して[ツール]->[拡張機能マネージャ]と選択して、拡張機能マネージャを起動します。オンラインギャラリーで"git"で検索すると、Git Source Control Providerが見つかるのでダウンロードしてインストールします。インストール完了後、Visual Studioを再起動します。
Git Source Control ProviderとTortoiseGitを関連付けます。[ツール]->[オプション]を選択します。オプションダイアログの[Source Contorol]->[プラグインの選択]において、管理プラグインとして、Git Source Control Providerを選択します。
ツリーペインに[Git Source Control Provider option]が表示されるので、とりあえず差分ツールだけ、TortoiseGitのTortoiseMerge.exeが使用されるように変更しました。
以上でインストール作業は完了です。次はGithubと同期を行うための設定を行います。方法は以下を参照してください。