Bing Maps SDK for Windows Store Apps:とりあえず使ってみる

(※本記事は2013年3月時点の情報により書き直しました。)

Bing Mapsのライセンスキーの取得

Bing MapsをWindows ストアアプリで使用するにはBing Mapsのライセンスキーが必要になります。どのようなライセンスの取得方法や制限事項については以下のエントリをご一読ください。

SDKのインストール

メニューの[ツール]→[拡張機能と更新プログラム]をクリックして、Visual Studioの拡張マネージャーを起動し、"Bing Maps SDK"で検索するとSDKが見つかるのでダウンロードをクリックします。

確認画面が表示されるのでインストールをクリックします。インストールが完了したらVisual Studioを再起動してください。

Windows ストアアプリの新しいアプリケーションのプロジェクトを作成します。

ソリューションエクスプローラーの[参照設定]を右クリックして[参照の追加]をクリックして、参照マネージャーを起動し、左のメニューから[Windows]→[拡張]を選択して、[Bing Maps for C#, C++, or Visual Basic]にチェックをいれ[OK]をクリックします。

これでBing Map SDKへの参照が追加されますが、警告が表示されている状態です。

Bing Maps SDKをWindows ストアアプリで使用するには追加の手順が必要になります(詳細はこちら)。メニューの[ビルド]から[構成マネージャー]をクリックし、構成マネージャーのアクティブソリューションプラットフォームをARM、x86x64のいずれに設定します。

アクティブプラットフォームを変更することで、警告が消えSDKのDLLを正常に参照することができるようになります。なお、C#もしくはVBSDKを使用する場合、Microsoft Visual C++ Runtime Packageの参照は必須となりますので削除しないでください。


とりあえず地図を表示してみよう

MainPage.xamlにBing Maps SDKへの参照を追加します。

xmlns:bm="using:Bing.Maps"

マップコントロールを配置します。"開発者キー"のところは取得したBeta用のキーで置き換えてください。

<bm:Map Credentials="開発者キー" x:Name="myMap"></bm:Map>

コード全体(ちゃんとしたサンプルはこちら

<Page
    x:Class="BingMapApp01.MainPage"
    IsTabStop="false"
    xmlns="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml/presentation"
    xmlns:x="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml"
    xmlns:local="using:BingMapApp01"
    xmlns:bm="using:Bing.Maps"
    xmlns:d="http://schemas.microsoft.com/expression/blend/2008"
    xmlns:mc="http://schemas.openxmlformats.org/markup-compatibility/2006"
    mc:Ignorable="d">

    <Grid Background="{StaticResource ApplicationPageBackgroundThemeBrush}">
        <bm:Map Credentials="開発者キー" x:Name="myMap"></bm:Map>
    </Grid>
</Page>

ちなみに開発者キーを指定しないで実行すると、キーを取得するように通知する白帯が表示されます。

開発者キーを指定すれば白帯は消えます。

その他にも住所検索などいろいろおもしろそうな機能が使えそうなのでいろいろと試していきたいです。